自費出版 用語について1

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自費出版のために-5

出版の基礎知識

自費出版用語集(50音順)

自費出版をする方のために、知っておくと役立つ出版用語をまとめてみました。
まだまだ物足りない内容かとは思いますが、
これから、ますます充実させていきたいと考えております。
なお、不明な項目等ありましたら、お気軽にお問い合せください。
お調べの上、ご連絡させていただきます。

奥付(おくづけ)
本文の最終ページに、タイトル、著者名、発行年月日、発行者名、
発行所名、印刷所名などが記載されたページをいいます。
オフセット印刷
原稿から製版フィルムを作り、
そのフィルムをアルミ板に焼き付け、印刷用の刷版を作ります。
カラー写真などの仕上がりが美しく、耐久性に優れています。
少部数の場合は割高になりますが、一定部数を超えると単価が下がってきます。
オンデマンド印刷
コンピュータからのデータを直接利用して印刷する方法。
少部数であるほど強みを発揮する印刷技術です。
オンデマンド印刷をもっと詳しく
買い切り
委託販売と異なり、書店などの販売業者が仕入れた書籍を
返品しないことを条件とする販売制度をいいます。
改行
段落の区切りを示すために、行を新たにはじめることをいいます。
一般に改行した段落の最初の行頭は1字下ガリとします。
改訂版
作品の一部内容を改訂、訂正して再発行した版をいいます。
改丁(かいちょう)、改ページ、追い込み
本のそれぞれの要素や見出しなどについて、
奇数ページから開始する方法が改丁、
奇数・偶数を問わず新しいページから開始する方法が改ページ、
新しいページから開始しないで、前の要素や前の見出しに含まれる文章の後ろに続けて、
同一ページに配置する方法を追い込み(おいこみ)といいます。
切り抜き
写真原稿などの不要部分を切り取ることをいいます。
キャプション
写真や表組、図版などの説明として入る注釈のこと。ネームともいいます。
組版(くみはん)
原稿の指定に従って、文字・図版などをページに配置する作業をいいます。
下版(げはん)
校了になった版を刷版工程に移すことをいいます。
原稿
印刷物に利用する文字・画像などの総称をいいます。
校正(こうせい)
製版や印刷にかかる前のゲラ(出力用紙等)で、
誤植・脱字等をチェックし修正する作業をいいます。
1回目を初校、2回目を再校と呼びます。
著者や編集者が、原稿と照らし合わせ、赤い鉛筆などでチェックしていきます。
文字以外の写真や図版の大きさ、位置、キャプションなども確認します。
誤りが残ったままですと、そのまま印刷されてしまいますので、
丁寧にチェックしてください。
校了(こうりょう)
校正が終了し、印刷への許可が出ることをいいます。
その際の校正紙を「校了紙」、
修正はあるが、印刷会社の責任で印刷に入ることを「責了」、
その際の校正紙を「責了紙」といいます。
刷版(さっぱん)
印刷機にかける版をいいます。
雑誌コード
出版社が発行している雑誌を管理するためのコードをいいます。
書体とフォント
書体は、印字、画面表示のために、
統一的な意図により作成された一組の文字や記号のデザインのことであり、
フォントは、ある書体により作成された字形の集合です。
しかし、ある見出しにあるフォントを使用する、
またはある書体を使用するといった場合、
ある特定の字形の集合(フォント)を使うことは、
ある特定のデザイン(書体)された文字を使うことであり、
意味内容はほぼ同じとなります。
スリップ(短冊)
本の中にはさむ短冊形・二つ折り型の売上げコードで、
出版社への追加注文票を兼ねています。
絶版(ぜっぱん)
既刊本の発行を終了することをいいます。
装丁(そうてい)
表紙、扉、カバーなど、本のデザインを行うことをいい、
一般的には、表紙カバーデザインのことを装丁と呼びます。
増刷(ぞうさつ)
当初発行した部数が足りなくなった場合、同じ版で再度発行することをいいます。
台割(だいわり)
台とは、印刷機で一度に印刷できるページ数の単位、
または製本の際に折る単位をいいます。
この台を単位として、印刷物の全体のページを分割し、整理する表を台割といいます。
いわゆる、本を作る際の設計図ともいえるもので、
「表紙→扉→目次→まえがき→本文→あとがき→奥付」といった
構成順序とページ数を指定したものをいいます。
普通の紙の場合、製本で折る単位は、一般に16ページです。
従って、本は、16の倍数のページ数にするとコスト的に効率的な本といえます。
直販(ちょくはん)
出版社が、取次を通すことなく直接、読者や販売代行店等に販売することをいいます。
束(つか)
書籍の厚み。表紙を除いた本の厚みをいいます。
トリミング
写真の一部を使う場合など、使用する範囲を指定することをいいます。
入稿(にゅうこう)
原稿を印刷工程にまわすために、印刷所に渡すこと。
なお、執筆者が出版社に原稿を渡すことも入稿ということもあります。
ノンブルと柱(はしら)
ノンブルは、各ページに表示する順序を示す数字、ページ付けの数字であり、
柱は、各ページの版面の余白(最上端、最下端または前小口)に
書名・章名または主要項目などを示したものをいいます。
柱には、奇数ページにのみ掲げる片柱(かたばしら)方式と
奇数ページ・偶数ページの両ページに掲げる両柱(りょうばしら)方式とがあります。
両柱のときは、偶数ページに比重の大きい見出し(または書名)を、
奇数ページには比重の小さい見出しを掲げます。

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