お客様インタビュー
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自費出版の進め方
1. 安心できる業者を見つける
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自費出版を成功させるためには、制作を依頼する業者選びが肝心です。
最近は、費用や本の仕上がりをめぐって
トラブルになるケースも増えていますから、
依頼する業者については、時間をかけて比較検討し、慎重に選ぶことが大切です。
そこで、良心的な業者を見つけるためのポイントをいくつかあげてみましょう。
- ・担当者と話をする
規模が大きく、知名度が高い会社だから、
きちんとした本作りをしてくれるとは限りません。
資料や新聞広告だけで即決せず、
電話やメールで必ずコミュニケーションを取りながら、
その会社についてできるだけ多くの情報を集めるようにしましょう。
担当者と話をすることで、その会社の特徴や本作りに対する姿勢、
経験値、熱意の度合いなどもよく分かるはずです。
- ・対応の仕方をしっかり見る
相談者に対する対応の仕方は、その会社の信頼度を計る大きな目安となります。
質問や問い合わせに対して、具体的な答えが返ってくるか、
適切なアドバイスをしてくれるかがポイントです。
特に、契約上の細かな部分になるとあいまいになるような業者は、要注意です。
最初から見積もり料を取ったり、
決断を渋っていると、金額を下げて返事を急かすような会社は避けるべきです。
- ・サービス内容を確認する
自費出版の制作費用は、各社によってかなり差があります。
もちろん、料金は安いにこしたことはありません。
しかし、大事なのは、納得できるサービスが受けられるかどうかです。
費用だけで判断せず、持ち込んだ原稿を印刷し製本するだけなのか、
原稿整理や校正をしてくれるのかなど、
サービス内容を比較検討することも忘れないようにしたいものです。
2. 契約に関する注意点
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条件に合う会社を見つけたら、いよいよ契約です。
不要なトラブルを避け、納得のいく本を完成させるために、
きちんとした契約書を交わすようにしましょう。
出版に関わる契約には、出版権の設定、発行部数や予定ページ、
刊行予定日、判型や製本様式など本の仕様、
制作費とその支払い方法、出版物の販売、管理などさまざまな項目があります。
中でも、以下の2つはトラブルになりやすいので、
契約時には入念に確認しておきましょう。
- ・追加料金
制作過程でページ数を増やしたり、図版を入れたりして、
契約内容に変更が生じると追加料金を請求され、
当初の予算をオーバーしてしまうことがあります。
どの段階で、どの程度の変更なら追加料金が不要なのか、
契約の段階できちんと確認しておきます。
- ・編集内容
「誤植が多かった」「表紙のデザインや色がイメージと違っていた」
「印刷が汚かった」など、
本が完成したあとでトラブルとなるケースも多いものです。
校正やデザインなどを業者に任せてミスがあった場合、
責任を問えるのか、著者校正は何回できるのか、
色の校正刷りを見せてもらえるのかなどについて、
しっかり説明を受けておくことが大切です。
3. 製作過程での注意点
- ・担当者との打ち合わせは念入りに
どんな本を作りたいのか、どのような体裁をイメージしているのかなど
自分の希望を担当者にしっかりと伝えましょう。
相手は本作りのプロですから、逆にアドバイスを求めるのもいいでしょう。
いずれにせよ、中途半端に妥協せず、
分からないことは徹底的に質問し、納得がいくまで話し合うことが大切です。
- ・校正はしっかりと
一連の編集作業が終わって初稿が出ると、
著者自身が校正作業を行うことになります。
自分の名前で出す本ですから、校正は責任を持ってしっかりと行ってください。
特に、人名や地名、社名などの固有名詞、自分にまつわる出来事の年月日など、
当事者でないと分からない部分は入念にチェックすることが大切です。
ただし、校正は、文字の誤植や表記の間違いを直すことを
本来の目的とする作業ですから、
この段階で文章校正や表現を大幅に修正するのは控えるようにしましょう。
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