自費出版は不安?
新聞広告などで「原稿募集」や「コンテスト」を装い、
応募した方に「残念ながら入賞はしませんでした。でも、あまりに良い作品なので、共同で出版しませんか」
という連絡が来ることがあります
(私の友人のデザイナーから聞いた話です。私の友人は、その出版社の外部デザイナーとして働いていました。今はもう、止めましたが)。
時には、「出版社のほうで半分費用を負担します」ともいうそうです。
そこで要求される著者への負担額は、びっくりするほどのものだそうです。
(フリーのデザイナーはその金額を聞いて目が点になったそうです。私もなりました)。
でも、本当に良い作品なら、出版社は自社ですべて負担をしてでも、出版するはずです。
結局、「原稿募集」や「コンテスト」の広告は、自費出版する方のリスト集めなのです。
リストが集まったら、あとは人海戦術で営業のアタックです。
電話やメールであれやこれやとおだて、とんでもない金額での出版を迫ります。
ネットで情報を探してください。
私の言ってることが、嘘ではないとすぐ分かるはずです。
もちろん、こういう業者だけではありません。
著者の方の意向をしっかり伺い、適切なアドバイスやサポートを行い、
適性な金額で、本当に良い本を作る良心的な会社もいっぱいあります。
大切なことは、しっかりと業者を見極めることです。その見極めの方法は
- 対応をしっかり見よう
業者へ質問などを行い、その対応を見ましょう。
連絡が遅かったり、扱いが雑だったり、すぐにお金のことを持ち出すようでは要注意です。
担当者がコロコロ変わるところも気をつけましょう。
- 会社の大小はあまり関係ない
小さいとノウハウがなく、クオリティも不安と思いがちです。
実際、弊社も小さい会社ですが、大手といわれる出版社の仕事を
いくつもやっています。今、出版社の多くは
製作全般を我々のようなところに外注するところがほとんどなのです。
ノウハウ不足、クオリティが心配ということはありませんので、ご安心ください。
- 見積もりがコロコロ変わるのは
これも、よく聞く話なのですが、一旦提出したお見積もりに対し、
著者様が決断されない時、いきなり半分の金額になったりすることもあるそうです。
これは、どう考えてもおかしなことですよね。
それでも、利益が出るというのは、
最初からものすごい利幅を載せているのでしょうか。
以上、すべてではありませんが、良い業者をお選びいただくための
最低の条件かと思います。