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刊行案内(一部抜粋)
お客様インタビュー
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刊行案内
英国の「ホンモノ」に憧れ、 橋本様は他にも書籍を作られています。 はじめに本文冒頭の扉イラスト
ボクは、今日本に沢山いるいわゆる「団塊オヤジ」の一人である。生活もこの年代としては平均的であり、特技や賞罰もないジミな存在である。強いて言えば、「凝り性」であり多趣味の人間ではある。また、仕事柄「海外経験」はかなり多いと言える。ただ、それだけである。高校までは祖父と親父の跡を継いで医師を目指していたが、なぜか医学部のない大学に入学、経済学を専攻し卒業後、丸の内の大手商社に勤めた。 この小冊子の「好きなもの」を読まれた方の中には、「コイツはかなり贅沢なヤツだ」と思われる方も多いであろう。それはある意味事実かもしれない。ボクの家の衣食住の経費を考えた場合、家内や息子たちも含め、すぐに飽きてしまうような物や無駄な物は一切買わない。ボクもジーンズや靴などアナがあくまで買い換えないし、シャツ類は専ら「××クロ」製品を愛用している。車や家電製品の買い替えも7〜8年くらいはしないし、外食や海外旅行もほとんどしない。食については「料理上手」な家内の貢献が大きく、海外旅行については、仕事で海外にいたことがラッキーであった。そして、残ったオカネを趣味のことに注ぎ込んでいる。だから趣味に関しては「かなり贅沢」であると言える。 この小文を一冊の本にしようとしたのは、余りボケないうちに今アタマの中にある記憶や考えを書き出し、多分、多くの人にとっては余り面白くもないし参考にならないかもしれないが、「昔、こんなことを考え、こんなことをやっていた人間がいた」ということを残しておきたいと思ったからである。しかし、書き直しのできない活字にして残すということには勇気がいる。若くして亡くなったある有名なジャズ・ミュージシャンは、「一度演奏された音楽は二度と戻らない」というジャズの真髄を突く言葉を残したが、本にした場合には逆に未来永劫残るのである。数年後に読み返し、「何でこんなことを書いてしまったのか」とか、「もっと、こんなことも書けば良かった」と後悔することは目に見えている。しかし、時と共に考え方や感じ方が変化していくのも人間としては自然なことであると考え、一冊の本にすることにした。ある著名な文筆家に、「誰でも一生に一冊の本は書ける」と言われたのもボクの決断を後押ししてくれた。資料を調べたりして書いたものではないので、ボクの記憶違いや間違った事実の記載、それに不適切な表現も多々あると思うが、その点についてはどうかお許し頂きたい。 |