発音が分からないと中国語は・・・
中国語基本単音節のうち「母音」群が「基礎の基礎」
中国語ブームの中、多くの中国語講座では、
写真や母国語人を使うなどして、習得のための多少の工夫は行っている。
ただ、その多くは、「発音の口の形はこう、舌はこのように」と説明し、
手本を示して、「さあ、真似て下さい」という手法が大半を占めている。
それはそれなりに効果がある。
しかし、「中国語母音a,i,u,e(o)」と日本語のそれとは決定的に違っている。
いつまでたっても、日本人が中国語の発音に苦手意識を持つのは、
スタートでそこをあいまいにしているのが主な原因だと思う。
例えば、中国語で「e」の発音指導。よく唇を「え」の形のまま、
口の中で「お」と発音するのに、「なぜそうするの?」の説明がない。
中国語の「e」と「o」の違いはあいまいだ。だからこそ、
「e(o)」とひとまとめにした方がよい。
言葉の発音は本人が「体感、実感」しないと、
話すのはもちろん、リスニングも覚束ない。
聞き分けられなければ話せない。至極当たり前の事実を出発点としたい。
(以下略)