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結婚のためふるさと山形を離れた。
東京はまるで外国のようにまぶしく、
ふるさとが恋しかった。
上野駅から汽笛が聞こえて来る。
あの汽車に乗れば、明日には母や兄のいるふるさとがある。
毎日眺めていた蔵王山、月山、葉山などの出羽の山並み、
最上川の橋を渡ればふるさとである。
私は今も過ぎし日々を思い出す。