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野副様は他にも書籍を作られています。
エッセイ 古稀の徒然草
有漏路より
無漏路へかえる
ひとやすみ
雨降らばふれ
風吹かばふけ
一休宗純は、後小松天皇と宮中の女官との間に生まれた。 六歳までは母親の手で育てられる。 京都の安国寺に修行に出された後、近江の貧しい草庵に参禅する。 生活は苦しく、人形等を作り、京都に行商をして糧としていた。 二十五歳の時、一休の号を受け、詠んだ歌がこの句。 歌の意は、有漏路とは現世。 無漏路とは来世。無漏路までの束の間が人生。 されば、雨降らばふれ、風吹かばふけ。 短い我が人生もひとやすみか。