自費出版の会なら10冊89800円から。編集のプロがしっかりサポートするので安心です。

自費出版
自費出版の会にお気軽にお電話ください。 自費出版の会の編集者が直接、あなたのご質問にお応えします。
自費出版の会 TEL.03-5919-3888 受付時間 10:00〜18:00 土日祝日は除く 自費出版に関するご相談・資料請求はこちらからお願いします。
刊行案内(一部抜粋)
お客様インタビュー
自費出版の会について
自費出版メニュー

刊行案内

短歌集

清心妙香

作者 / 小寺美智子
サイズ:A5判
製本:ハードカバー、クロス貼り、箱付
ページ数:148ページ(モノクロ)
発行日:2007年12月2日
内容紹介(一部)
道新入選短歌

子の気質 知り得ですでに二十年
言いたき事も喉に押える

一丁も歩めば汗のにぢみ出る
身体大事なり子逢わん旅

爪の色 褪せて血管 高き夜は
吾が亡きあとの夫子を思う


道新入選俳句

愛の偽装して紅バラの甘さ

地に落ちてからもバラの威厳

金魚やの呼び声眠い眠い午后

ため息を自ら産んで冬の振子

暑い太陽に石油タンク射られどうし

地に戻る秋を憂えるものもなく


あいうえお

秋に咲く花は別れの彩に咲き

足踏みの今日を許さぬカレンダー

あじさいの彩そめあげて夏の雨

逢う瀬また悲しき別れ二つ星

握手などしたばっかりに票迷い

アルバムを訪ねて過去の人といる

明け烏今日の運勢鳴いてみせ

あくせくと浮世を笑う水すまし

雨あいの老母(はは)の労働惜しみない

愛という絆虎穴も厭うまい

鶴翔ける方位に千島あるという

足枷(あしかせ)が重い無限の雪野原

ある丈を送って母という安堵

アイライン深く初秋を憂うごと

愛いくつ産れ夕べの星を抱く

愛たしかめたくて蝶になって見る

一年の無精詫びてる年賀状

井戸端の最後は金の無い話