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刊行案内(一部抜粋)
お客様インタビュー
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刊行案内
おわりに長々とお付き合いいただきありがとうございます。この「おっちゃんの万葉集 竹取翁の歌を推理する」は、一見、原文、訓読、意訳を並べて専門の本のように見せていますが、そこはスコップとツルハシで御足を稼ぐおっちゃんの小話です。関西では信用できないことを「千に三つ」と云いますが、この小話は専門の方から見れば「千無い」話です、そんな代物の本ですが、さて、楽しんでいただけたでしょうか。 最初に説明しましたが、この本の拠って立つ処は、「万葉集は漢字と漢語で書かれた表記する歌」で、この視線からのおっちゃんの小話です。ここで紹介したように、竹取翁の歌が万葉集の歌々を紹介するもじり歌で構成されているとしますと、ここでの小話は万葉集の歌のダイジェスト版となります。そして、それは万葉集を編纂した丹比国人が、最低限、これだけは知っていてほしいと願った万葉の歌々になります。 その奈良時代の歌人の丹比国人が選んだ万葉集の四十四首の要約が「竹取翁の歌」としますと、古今和歌集の「古歌奉りし時の目録の その長歌」の歌は、平安時代の歌人を代表する紀貫之が選んだ万葉集の歌二十二首の要約になります。そんな訳で、この小話をもって、万葉集をほぼ踏破したと思っていただければ良いのではないでしょうか。 なお、ジャンルとしては旋頭歌、遣新羅使の歌、それに東歌・防人歌は、一切、取り上げていません。なぜ、丹比国人と紀貫之が、これらを評価をしなかったのかは解かりませんが、この小話の中から抜けていることだけは覚えておいていただきたいと思います。 宣伝をさせていただきますと、おっちゃんの万葉集は、「万葉集の誕生と竹取翁の歌」、「万葉集の誕生 後編 宇梅乃波奈」と、この「竹取翁の歌を推理する」の三部作で万葉集への小話が構成されています。 こんな「千無い」小話ですが、もし、興味が御有りでしたら、一度は、お手にとっていただければと思っています。そうすれば、私が思う新しい万葉の世界をもう少し知っていただけるものと確信しています。 |