おわりに
私の句碑巡りの旅も全ての句碑を追いかけ、
終わりになりました。
芭蕉は、「道祖神の招きにあひて」とか、
「松島の月先ず心にかかりて」と言って出かけるのですが、
私は芭蕉の句碑の招きにあひて、
次々とまわってしまいました。
5年(平成15年4月〜平成19年8月)もかかり、
年齢もすでに70歳を過ぎてしまいましたが、
お陰様で紀行文を読み下したり、
句の意味を捉えることもできました。
紀行文の中の芭蕉の句は50句
(句碑のないのが「這い出でよ飼屋の下の蟾の声」)、
曽良の句11句、全部で61句あります。
一つの目的を持って出かけると、
その地方独自の歴史や文化にもふれることになり、
今まで知らなかったことの知識を得たり、
勉強ができとても充実した旅になりました。
(以下略)