今日の会社経営は、種々の法律により様々な規制を受けており、
それらに違反しないよう注意深く行われなければなりません。
しかし、大企業でない多くの会社では、
そのような法律や規制に詳しい専門のスタッフもおらず、
そもそも問題があるということを認識していない場合も少なくありません。
このような状況から、法律を知らないことが原因で
会社がトラブルや紛争に巻き込まれるリスクが生じています。
もし会社が法律に違反した場合、
たとえ経営者がその法律のことを知らなかったとしても、
知らなかったでは済まされず、罰金等の刑事罰、行政罰、
加えて、場合によっては民事責任まで
複合的な損失となって会社にのしかかってきます。
そのような損失を未然に予防・回避しようとするのが
リーガル・リスクマネジメントです。
リーガル・リスクマネジメントの究極の目的は、
損失を引き起こす可能性のある法的リスクを会社から排除し、
会社を危険から守ることにあります。
ビジネスという現代の戦争で、
どこから砲弾が飛んで来るかわからない状況にあっては、
法律は自分の身を守る武器となります。
まさに「法を守る者は法に守られる」ことになるのですが、
その一方で、法律を知り法的リスクをきちんと管理することで、
「法律を制する者はビジネスを制す」ことにもなります。
(以下略)