1.マレーシアの高原リゾート:カメロン・ハイランド
(2001年12月23日)
歳をとってくると体の調節機能が低下してくるのを、
いやでも現実として認めざるを得ない。
私は南国土佐で育ったので、比較的暑さに強いほうだと思っていた。
しかし最近では東京の暑さに我慢が出来なくなって、
涼しい所に時々逃げ込むことにしている。
併せて時間に拘束されない身分になったので、
冬の寒さも我慢しないで逃げ出すことも、生活の中に取り込むことにしている。
今回は斉藤君が提供してくれた“赤提灯”の場を借りて
日本の夏、冬を逃れて快適に過ごせるカメロン・ハイランドの紹介をしてみたい。
ここはクアラルンプールの北約200キロ、高度約1500メートルに位置し、
イギリス人によって見出されたところで、
日本の軽井沢のように高原リゾートとして発展してきた。
治安がよく、発展途上国の常態の子供たちが
外国人に群がってお菓子などをせがむ風景もない。
気温は年間を通じて、ほとんど変化がなく、月間最高気温は摂氏21〜23度、
最低気温は13〜15度と人間にとって最も快適な過ごしやすい気候である。
1〜2月は南シナ海から来る季節風のシーズン中だが月間雨量は110〜120ミリ、
また6〜8月はインド洋からの季節風のシーズンになるが雨量は140〜170ミリ程度、
午後からスコール的な雨が降ることが多い。
午前中にゴルフなどアウトドアの活動をすれば、
雨に煩わされる心配も、滅多にない。
食事は中華料理が多く、インド料理やマレー料理もあって、
日本人が味覚に違和感を覚えることもあまりないところである。
外食費も日本の5分の一程度と安いのも魅力である。
(以下略)