ポピー
ポピーというのら犬がいました。ポピーは中型犬で、茶色の毛の犬でした。
やさしい目をした、どこかお母さんのような感じのする犬でした。
犬の飼えない団地では、子供達のアイドルでした。
子供たちはポピーが大好き。そして、ポピーも子供たちが大好きでした。
ポピーはのら犬、子供たちは、いつも、保健所へつれていかれるのではと心配していました。
でも、ポピーは逃げるのがうまく、他の犬が捕まっても無事でした。
ピロは早く引越して、ポピーを飼おうとママをせめるのです。
ママは、せめて、ポピーが子供達の知らないうちに、
保健所につれていかれることを願っていました。