花見川にはいつもカワウがおります。
チビクロもえさをくれる人を待っています。
チビクロー、チビクローと
いつものように守おじさんがやってきました。
守おじさんは
ここでネコにえさをやってはいけません
という立て札があるので、
えさをやるのを遠慮していました。
でも昨年育っていた子ネコを失くした
チビクロがかわいそうで、
いつも夕方にそっとやってきていました。
おー、チビクロ、
お腹がすいただろう。
チビクロは守おじさんにえさをもらった後、
いつもと違ってニャーニャーと
守おじさんに訴えるように鳴きました。
そしてしばらくその辺を歩き回った後、
先に立ってニャーニャーと鳴きながら歩いていきます。
まるで、おじさん、こっちに来て
といっているように。