史料として
●18世紀の商館日誌としては初めての本格的邦訳。
●豊富な部門別特殊用語の索引により逆引き商館日誌としても利用可。
●ケンペルやツュンベリーを従えた商館長たちの江戸参府日誌初邦訳。
内容から
●シドッチ事件や徳川吉宗の洋学に関する新事実。
●危機的状況下での日蘭貿易の息詰まる折衝。
●出島で繰りひろげられる数々の出来事や人間関係。
推薦文
阿蘭陀通詞今村英生紹介の先駆は今村明恒博士の著書 ※1。「請状之事」の解読・分析を契機にケンペルとの関係を述べた拙著 ※2。「オランダ商館日誌」にみえる英生・明生父子の事跡記事を網羅的に訳出したこの一大史料集。これで英生・明生伝の準備は整った。日蘭貿易史に弾みがつく。黎明期の洋学史解明に光が得られた。ひろく、おすすめしたい。
青山学院大学名誉教授洋学史研究会 会長 片桐 一男
※1 今村明恒『蘭学の祖今村英生』(朝日新選書4)朝日新聞社
※2 片桐一男『阿蘭陀通詞今村源右衛門英生』(丸善ライブラリー145)丸善