学習参考書 | 工学系のための代数学

書籍画像「工学系のための代数学」

著 / 吉岡良雄

  • サイズ:A5判(H210xW148mm)
  • 製本:ソフトカバー
  • ページ数:124ページ
  • 発行日:2023年10月6日
  • 定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
  • ISBN:978-4-910118-66-6
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内容紹介(一部)

まえがき

大学入学後,代数学などの講義を受講すると,数学特有の用語や記号が説明もなく多用され,理解不能に陥ることが少なくない。そしてまた,数学の専門書(教科書)においても,専門家にしか理解できない数学特有の用語や記号の多用,定義・定理・証明といった説明方法を取っているため,理解不能に陥る。これは,工学系教員が代数学などの講義を担当することを困難にしており,数学の専門家に任せることが多いからである。大学の工学系学部・学科においては,代数学などの基礎理論を如何に具現化できるかである。この具現化によって新たな発見が起こり,新理論の発見に繋がる。暗号開発はこの良い例である。

(以下略)

第1章 はじめに

まず,我々が通常何気なく使用している数について,占める割合の小さい順に示すと以下のようになる。

(1) 素数(Prime Number):1 および自分自身以外に約数を持たない自然数。

(2) 自然数(Natural Number):1; 2; 3;・・・のように計数可能な数。

(3) 整数(Integer):自然数に0 と自然数を負にした数全体。

(4) 実数(Real Number)

(5) 複素数(Complex Number)

(6) 四元数(Quaternion)

(7) 多元数(Hypercomplex Number)

(以下略)

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