旅行記 | サハラ アフリカ青春記

書籍画像「サハラ  アフリカ青春記」

著 / 菅田正人

  • サイズ:A5判
  • 製本:ソフトカバー
  • ページ数:292ページ
  • 発行日:2020年11月1日

内容紹介(一部)

パリにて

旅行資金の目標金額である百三十万円がたまったのは、二十歳のときだった。

本気で働けばもっとはやく作れたのだが、旅立てば、おそらく生きては帰ってこられないという予感があったため、少しは今のうちに遊んでおきたいという気持ちがあった。

遊ぶといっても、このころは女遊びができるような性格でもなく、その甲斐性もない。酒、ロック鑑賞、そして、なんといっても読書に明け暮れる日々をすごした。上温湯隆は、あえていうと、ぼくに読書の楽しみをも教えてくれた。

(以下略)

旅へ

サハラへの旅のモラトリアムの二年間は、料理人として働くことで過ごした。その間に、予行演習としてインドを二週間ほど旅した。物乞い、物売りとの攻防を経て、少しはタフになれた気がしていたが、さて、アフリカでは通用するのだろうか。

(以下略)

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