お客様インタビュー2
エッセイを出版された東京都練馬区 橋本正博 様
生き様や趣味を凝縮したエッセイ本を出版。
「So What!」を中心に人の環が広がっていく!
橋本様は22歳で大手商社に入社。以来、仕事一筋の人生を歩んでこられました。しかし50代半ばにして突然退職を決意。今では、自分の好きなことだけを行い、好きな人とだけ会うという、自由な生活を送っていらっしゃいます。「So What!」には、そんな橋本様が商社マン時代に体験した海外での出来事や、趣味であるJAZZやオーディオなどへの熱い思い、そして現在の政治状況や日本人に対するメッセージが凝縮されています。橋本様に自費出版のきっかけや本創りの苦労、面白さなどを語っていただきました。
ボクが生きた証を残しておきたかったんです!
Q:橋本様が自費出版なさろうと思ったきっかけを教えてください。
人間っていつかは死んでしまうもの。けれど、ボクが死んだ後に何も残らないのは少し寂しいなと思ったんです。ボクがこの世界に存在していた痕跡みたいなものを残したかった。それが一つのきっかけです。
また、ボクは55歳で会社を辞めてからは、会いたい人とだけ会って、好きなことだけをする、「自遊人」の気ままな生活を送ってきました。でも、ただ、ブラブラ過ごしているだけでは意味がない。せっかく時間に余裕があるんだから、何か有意義なことをしたいなという思いもありました。そこで数十冊の著作をもつ先輩に「本を書こうかどうか迷っている」と話したら、「普通に生きていれば一冊ぐらいは絶対書ける!」と言われたんです。その言葉にも後押しされて、「本を創ろう!」と決めました。
「So What!」本文扉。右ページは赴任先の思い出の地、イギリスの風景。
分かりやすく安心感のあるホームページ。さらに、距離の近さで決めました。
Q:弊社をお選びになった理由を教えてください。
巻頭には著者の若い頃の写真も。
ホームページを見て決めました。他社のホームページもいろいろ見ましたが、「自費出版の会」の説明が一番丁寧で、本創りの流れや費用についても、とても分かりやすく書いてありました。自費出版によくありがちな、「全国の書店に並びます!」的な宣伝を一切していなかったのも安心でしたね。
それから、家が近かったのも大きい(笑)。あんまり遠くだと、原稿を持って行くのも大変ですから。距離が近いと編集者とのやりとりも密度が濃くなるので、意思の疎通もスムーズにできます。近い分、ボクの頭にある本のイメージの細かい部分までしっかりと伝えられると思ったんです。
的確なアドバイスとセンスあふれる提案で、ボクの原稿をさらに活かしてくれた。
Q:弊社の対応はいかがでしたでしょうか?
初めての打ち合せの時、自分でプリントアウトした原稿を持って行きました。その時は、編集者から「とんでもない!」と突き返されるのではないかと正直不安でした。でもそんなことは一切なく、何度も読み返していただき、親身になって相談に乗ってくれました。その頃はまだ決まっていなかったタイトルや章の順番なども、本としてのコンセプトや全体の構成を考慮しながら、的確な助言をしていただきました。相談を終えた頃には、かなり具体的に本のイメージが固まっていました。
本文「ボクのオーディオ遍歴」より。
好きなジャズやオーディオへの
こだわりが分かる。
本創りの過程では、「校正」という著者が行うチェック作業があるのですが、ボクは読み返すたびに書き直したくなり、ずいぶん時間がかかってしまいました。文章の良し悪しなど、さまざまな疑問を編集者にメールで尋ねたのですが、それに対しても適切に、そしてスピーディーに対応してくれました。ボクの書いた文章を、より活かすための有益なアドバイスをたくさんいただいたと感謝しています。
ちなみに、この本のサブタイトル「ボクが見つけた神様の贈りもの」は、編集者が提案してくれたものです。本のタイトルが決まった後、サブタイトルで悩んでいたのでいくつか提案してもらったんです。「贈りもの」という言葉の響きと、本のハッピーな雰囲気が合うと思い、すぐに「これだ!」と決めました。ボクが創りたい本の方向性を理解し、原稿をしっかり把握しているからこそ、ぴったりのサブタイトルを提案していただけたのだと思っています。
自分で撮影した写真を使った表紙に大満足。思い描いていたイメージがカタチになりました。
Q:できあがった本の出来映えについてはどうですか?
表紙カバーは、
著者自ら撮影した写真を使用。
ボクはせっかく自分の本を創るんだから、JAZZやオーディオなど、ボクの生き様やセンスが感じられるような本にしたかったんです。そこで、装丁はしっかり時間をかけてオリジナルで創っていただきました。自分で撮影した写真を使ってデザインしていただいたんですが、出来上がったデザイン案を見た時は、本当にイメージ通りのカッコいい表紙を作っていただいたと感激しました。見返しの色にもこだわりたかったので、紙見本を送ってもらい、最終的に妻が選んだワインレッド系の色に決めました。表紙のブラックのイメージとマッチして素敵なデザインになったと思います。
巻頭扉。見返しはこだわりのバーガンディーカラー。
思いのほか費用はかからず、少部数にも対応しているのがうれしい。
Q:実際に本を創ってみてどのように感じましたか?
本創りは意外と簡単にできるんだと思いましたね。実際にやってみるまでは、もっと時間のかかる大変な作業だと思っていましたから。原稿さえしっかりできていれば、2ヶ月半ぐらいで完成するんですから驚きですよね。こんな短期間で自分の思い通りの本が創れるなんて。何十年も生きていれば、誰だって一冊くらい本を書ける経験はしているはずですから、「書きたい!」という気持ちが一番大事なんだというのが自分で創ってみてよく分かりました。
愛犬のアナベラの写真を裏表紙に。
それから、思っていたほど費用がかからなかったのも意外でしたね。最低でも、500〜1000部ぐらい創らされて、100〜200万円ぐらいかかるんじゃないかと思っていました。「自費出版の会」は費用もリーズナブルだし、10部や50部といった少部数にも対応しているのでありがたいですね。
出版をきっかけに広がる人の環。本を創って良かったと実感しています。
Q:周囲からの反応はどうですか?
この本の読者の多くは、ボクの友人や仲間など、ボク自身を知っている人たちです。だけど、プライベートなボクをあまり知らない人はこの本を読んで、「普段は大人しいのに、今までこんなことを考え、こんなことをやってきたのか!」と驚いていましたね。この本を気に入ってくれた方には、周りの人にも紹介していただいています。メールや手紙で感想文を送ってきてくれる方もいて、「読んで爽快だった!」とか、「共感できる部分がたくさんある!」、「早く続編を読みたい!」など、ボクを喜ばせるような言葉をたくさんいただきました。近所の書店にも自ら交渉して置いていただいたのですが、その書店の奥様も読んだらしく、「なかなか言うわネ!」とお褒めの言葉をいただきました(笑)。いろいろな人に本が読まれることで、読者の方はもちろん、編集者、書店員など、ボクの本を巡る人の環がどんどん広がっています。今は、本を出版して良かったと強く実感していますね。
橋本様、どうもありがとうございました。
著者の橋本様(左)と担当編集者