家族史 | 八十年の歩み

書籍画像「八十年の歩み」

著 / 大畑悦子

  • サイズ:A5判
  • 製本:ソフトカバー
  • ページ数:254ページ
  • 発行日:令和元年八月十五日

内容紹介(一部)

悲惨な戦争の記憶

父の日記にもあるように、私もだいぶ物心がつくようになった。兄の出征から一年足らずの昭和二十年八月十五日正午、昭和天皇よりラジオ放送があるとかで、家族中ラジオの前で神妙な顔で聞き入っていた。私は子供ながら、その顔を覚えている。

放送が終わると、何か大変な異変が起きたのか、家族皆が一斉に泣き崩れた。私はそれを見て、子供ながら、これは大変な事態が起きたのだと思い一緒に泣いた。

それは、日本の敗戦、戦争終結宣言という天皇陛下からの言葉であった。

(以下略)

あとがき

府中に居を定めた五十二年当時、近くの大通りは個人商店が建ち並び、たいそう賑やかであった。今もそれは、鮮明に思い出される。牛乳屋、肉屋、八百屋、オモチャ屋、クリーニング店、蕎麦屋、郵便局、薬局、化粧品店。向かい側には電気店、畳屋、豆腐屋、布団店、石材店、文房具店、雑貨店、酒屋、本屋、花屋、銭湯等、多くの店で賑わい、毎日、買い物かごを提げての立ち話、買い物も楽しい日課であった。

その後、いつしか大型スーパーやコンビニに様変わりし、記憶の中のお店は、次々とマンションや建売住宅となり、商店街は車の往来の場となった。

(以下略)

大畑様からいただいた「お客様の声」

親身に話を聞いてくださり、
想像以上に立派な本になりました。

東京都府中市 大畑悦子様
―自費出版を行うにあたって、悩んでいたことがありましたか?
終活として、日記の山積みを見て、整理しなければと考えた時、記憶に残る主な事柄だけでも、1冊の本にでもまとめてみようかしら、との考えが浮かびました。
―弊社を知ったきっかけは何でしたか?
スマホで調べてみたら、自伝等も気軽にお願い出来そうなブックコム社さんが目にとまり、アクセスも良いしと思い、連絡してみる事にしました。
―弊社を知ってから、弊社で自費出版するまでに、何か躊躇することがありましたか?
調べていると、ブックコムの三浦さんが、とても優しく、親身に話を聞いてくださり、安心してお願いしたとのアンケートも多数読み、即、私もちゅうちょする事なくお願い。何回も話を聞いていただけて嬉しかったです。
―弊社で自費出版をしようと決めた一番の理由はなんですか?
パソコンで活字にしたり、原稿用紙にきっちり書く事も出来ないし、下手な字でノートになぐり書き。読んで頂けるかどうかもわからないような文章を、受け付けて頂けた事に、有難く、嬉しく、即、お願いしようと決断しました。
―実際に弊社で自費出版してみていかがでしたか?
出来上がった本は、お金では計る事の出来ない、自分の想像以上に立派に製本していただきました。この1冊で自分がこの世に生きた証として、その時々の時代が思い出され、最高に大切な本になりました。立派に仕上げて頂いたブックコムの三浦さんには、感謝感謝です。ありがとうございました。
大畑様アンケート用紙その1
大畑様アンケート用紙その2

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