闘病記 | だいじなだいじなだいじなかあちゃん
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著 / じんないひろみ
- サイズ:四六判
- 製本:ソフトカバー
- ページ数:136ページ
- 発行日:2011年5月17日
- 価格:580円(+消費税)
- ISBN:978-4-903935-51-5
ご好評につき、完売いたしました。
内容紹介(一部)
一、衝撃
平成十八年九月八日のまだ暑い夜の事だった。私は小坂町の実家に電話をかけた。うちでは、父の友人の農家から毎年お米を買っていたので、また今年もお願いするつもりだった。
「そろそろ新米採れるね。いつ頃になる?」
電話に出た父は、元気のない声で、それには答えなかった。
「じつは、今朝からかあちゃんが、具合悪いんや。うまく歩けんがになって、一人でトイレへ行けなんだがや。私が抱えてやって、やーっと便所まで行ったんや。どうにかこうにか間におうたけど。それから、しばらく横になっとたら、また動けるようになったもんやさかい、我慢しとったんやけど。病院いかんなんなぁ・・・。かあちゃんは、『ひろみに言わんといて。あの子忙しいんやから』と言うもんで、言わなんだんや。」と。
突然の話の内容にびっくりした私は、
「なんで我慢しとるがいね!」と怒りながら、(しまった! 脳梗塞起こした!)と不安な思いでいっぱいになった。
「とにかく、すぐ病院行かんなんよ。どこで診てもらうか、今考えて、もう1回電話するし。」
そう答えて一旦受話器を置いた。私はあせる手で電話帳をめくっていた。(急がなくちゃ。どこの病院行こう・・・。すぐに診てもらえるところ・・・)
迷った末、公立病院救急外来に電話をしてみた。夜勤の看護師さんに症状を話すと、
「脳梗塞の疑いがありますね。すぐにいらして下さい。」
優しい声だった。
(以下略)
じんない様からいただいた「お客様の声」
「二本の木」を編集された三浦様に
お任せすることができることが、一番安心でした。
石川県白石市 じんないひろみ様
- ―自費出版を行うにあたって、悩んでいたことがありましたか?
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- どの業者が信頼できるのかわからなかった。
- どこで出版するにしても、自分にとっては高額な費用がかかるので、出版する意味があるのか等と考えていた。
- ―弊社を知ったきっかけは何でしたか?
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- NHKのテレビ番組“二本の木”を見て、感動していました。その後、自費出版の件でインターネットで検索していると“二本の木”が貴社より出版されていることを知りました。
- ―弊社を知ってから、弊社で自費出版するまでに、何か躊躇することがありましたか?
- できれば、社の方と直接お会いしてお話ししたいと思っていましたが、石川県から遠いので、たびたび行くことができないということで迷うことはありました。
- ―弊社で自費出版をしようと決めた一番の理由はなんですか?
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- しつこく勧誘されなかったこと。
- 金額がはっきりわかったこと。
- 迷っていることもお話ししたあと、三浦様からメールをいただいたことが、あとおしになりました。
- 二本の木を編集された三浦様にお任せすることができることが、一番安心でした。
- ―実際に弊社で自費出版してみていかがでしたか?
- 思い切って出版させていただいてよかったです。仕上がりにも満足しています。あまり詳しく話をしていなかった父も、意外と喜んでくれており、(お世話になっている)福祉ケアセンターの職員の方にも見せていました。また、叔父や私の友人からも、「家族の愛が溢れていました」「あなたの優しい理由がわかった」等々、とても嬉しい感想やお手紙をいただきました。
- ―再度、自費出版するとしたら、このようなサービス、このような商品があったらいいと思うものがありますか?
また、弊社へのご要望等ありましたらご自由にお書きください。 - 特にありません。ひとつだけ…題字を父に書いてもらったのですが、題字:神田照雄と入れてもらえばよかったかな。
貴社と取り引きのある会社から配本依頼があったというメール、とてもうれしかったです。これもブックコム、並びに三浦様への厚い信頼があってこそと思っています。ありがとうございます。