学習参考書 | ラマヌジャン型円周率公式 (続・円周率いろいろ)
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著 / 吉岡良雄
吉岡様は他にも書籍を作られています。
内容紹介(一部)
まえがき
円周率の各桁はランダムに出現する無理数であることは古くから知られており,コンピュータプログラムによって数百億桁を求めるなど,今もなお多くの桁数を求める挑戦が行われている。さらには,円周率公式および関係式を調査すると,ものすごい数の公式や関係式が存在する。これらを分類すると,アルキメデスの方法などの古典的な公式,逆三角関数を用いた公式,算術幾何平均と楕円積分の反復公式,ラマヌジャン型円周率公式,連分数を用いた円周率公式などである。このように,円
周率に関する研究の魅力は何であろうか。
(以下略)
第1章 はじめに
円周率(Circle Rate, Circular Constant)πは,理工系分野において必ず出現し,無視することができない定数(無理数)である。円周率πが絡む公式を調査すると,ものすごい数の公式や関係式が存在することが分かる。特に,ラマヌジャン型円周率公式(Ramanujan Like Formular)は数が多い。このラマヌジャン型円周率公式の一般形は次式で表される。
(以下略)