自費出版の会なら１０冊１０９８００円から。刊行案内-研究者の本業

はじめに

本を出版しておきながら何ということをと思われるかもしれませんが、私は物心がついて以来国語や作文がずっと苦手でした。実際、小中高を通じて受けた試験において、国語の点数が一番悪かったことだけはよく覚えています（そのため大学は理工系にしようと非常に早くから決めていたくらいです）。特に苦手だったのが、長い小説の一部に棒線が引いてあって「この時の作者の気持ちを説明しなさい」という問題とか「有名作家の小説を読んで読書感想文を書きなさい」という宿題です。その私がなぜ文章を書いて出版するようになったのかを、まえがきとしてお話し致しましょう。

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1．郡山見て歩き

私が郡山に単身赴任して２年半が過ぎました。先日、駅前に出て用事を済ませ帰りのバスをいつもと反対回りに乗ったところ（時間があったのでたまには遠回りして帰ろうという気になったようです）、安積高校の前を通り過ぎるときに構内の大変立派でレトロな木造建築物が目に入りました。

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