学習参考書 | 暗号に絡む素数の不思議

書籍画像「暗号に絡む素数の不思議」

著 / 吉岡良雄

  • サイズ:A5判(H210xW148mm)
  • 製本:ソフトカバー
  • ページ数:136ページ
  • 発行日:2021年11月24日
  • 定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
  • ISBN:978-4-910118-27-7
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内容紹介(一部)

まえがき

多くの暗号技術には,直接・間接を問わず素数が絡んでいる。インターネットから集めた素数が絡む話題を調査すると,多くの場面(特に,暗号)に素数が絡んでいることが分かる。例えば,RSA 公開鍵暗号方式は,二つの大きな素数の積(合成数)が容易に因数分解できないことを利用している。また,Diffie{Hellman暗号方式には,巡回群による離散対数問題を利用している。この巡回群には必ずといってよいくらい素数が絡んでいる。本書は,著者の視点でこれらを分析しモディファイして,まとめたものである。

(以下略)

第1章 はじめに

本章は,本書を理解する上で必要な事項を取り上げ,説明する導入部分であり,素数の性質を簡単に説明する。また,ここで説明する剰余演算は,本書を読み解く上でもっとも重要な演算方法である。初心者にとって,この剰余演算は理解しがたい部分であると思われるが,よく学習しておいて欲しい。

(以下略)

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