歴史書 | 明治長崎清国水兵暴行事件
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著者 / 橋本秀一
- サイズ:A5判(H210xW148mm)
- 製本:ハードカバー
- ページ数:680ページ
- 発行日:2020年3月16日
- 価格:3,200円(+消費税)
- ISBN:978-4-910118-03-1
ご好評につき、完売いたしました。
内容紹介(一部)
一 長崎県令交代
「去る十六日長崎公園内にて盛大な送別の宴を催していただき感謝の至りに候。いちいち参上しお礼申し述べるところ、かれこれに取り紛れおり、略儀ながら新聞紙をもってここに陳謝候也。 石田英吉」
送別会参加者に対する石田英吉の礼状が、明治十九年(一八八六年)三月十九日から三日間、長崎の新聞鎮西日報の広告欄に掲載された。
石田英吉は、明治十六年から長崎県の県令を務め、前月二月十五日の内閣の辞令により元老院議官に転出した。
(以下略)
あとがき
いまの日本で長崎事件といえば、昭和三十三年(一九五八年)五月長崎市の浜屋百貨店で開かれた中国物産展で、中華人民共和国の国旗が、右翼によって引きずりおろされた長崎国旗事件を指すことが多い。
だが、いまから百三十年前におきた、もうひとつの長崎事件、即ち「明治長崎清国水兵暴行事件」について知っている日本人は、きわめて少ない。偶然だが浜屋百貨店は、清国水兵暴行事件当時の長崎警察署の跡地に建っている。
(以下略)
橋本様からいただいた「お客様の声」
大切な原稿を託せる人だと判断した。
期待通りの完成に満足している。
千葉県柏市 橋本秀一様
- ―自費出版を行うにあたって、悩んでいたことがありましたか?
- 自費出版は初めてであった。
最初に出版大手のS社に、恐る恐る電話して問い合わせた。
だが相手は「出版契約を結ばないと話が先に進まない」とのこと。
これではどんな人物が編集を担当するのか判らず、話を打ち切った。
私としては、編集担当者と直接会って話をしたかったので、
どうすれば良いのか悩んだ。 - ―弊社を知ったきっかけは何でしたか?
- インターネットの自費出版関係のサイトの中で、
御社が一番詳しく説明していた。 - ―弊社を知ってから、弊社で自費出版するまでに、何か躊躇することがありましたか?
- ネット上で御社を知ったあとは、
実際に編集を担当する人に会いたいと思ってすぐ電話をし、
翌日新宿のオフィスで三浦さんと会った。 - ―弊社で自費出版をしようと決めた一番の理由はなんですか?
- やはり直接編集担当者と会い、長時間話をしたことだ。
原稿の意図を必死に説明する当方に対する三浦さんの反応から、
大切な自分の原稿を託せる人だと判断した。
また、三浦さんが過去に手掛けた出版物も参考になった。 - ―実際に弊社で自費出版してみていかがでしたか?
- ハードカバー680頁という本が、期待通りに完成し満足している。
私の生涯ではこれだけのものはもう書けないであろう。
出版されたものをよく読み返せば、いくつかの誤字があったり、
文章表現に不満があったりするが、いずれも著者の責任である。
本作品が第23回日本自費出版文化賞に入賞したのは、
明治明治19年長崎でおきた、
中国の主権侵害事件「清国水兵暴行事件」を後世に伝えたいという
私の思いが、多少世の中に伝わったと喜んでいる。 - ―再度、自費出版するとしたら、このようなサービス、このような商品があったらいいと思うものがありますか?
また、弊社へのご要望等ありましたらご自由にお書きください。 - 私の場合は、原稿そのものの添削が殆んどなかったので、
或いは間違っているかもしれないが、
編集者は原稿をもっと大胆に添削しても良いのでは、と思っている。
ただ、これをやると編集者の労力が増え、コストも増大しよう。
デジタル時代が叫ばれているが、いろいろな人の思いが詰まった出版物は、
後世の国の宝である。御社の健闘を祈る。