小説 | 「ピカドン」と呼ばれて

書籍画像「「ピカドン」と呼ばれて」

著 / 浦 猛

  • サイズ:A5判
  • ページ数:256ページ
  • 発行日:2020年11月25日
  • ISBN:978-4-910118-13-0

内容紹介(一部)

プロローグ

令和元年(5月1日)をあと一週間に控えた4月24日、その事は起こりました。

私は東日本大震災の起きた年の5月に、胃がんの摘出手術を受けました。

幸いにも早期発見のため転移はありませんでした。術後の経過も良く、順調に回復していました。

毎月の検診と年に二回の内視鏡検査も怠りなく行っていました。

(以下略)

慶びも悲しみも

昭和31年正月、念願の我が家が完成しました。6畳2間に4畳半、便所、台所、風呂、平屋建てのこじんまりとした家でした。しかし、水道、ガス、電気のインフラはなく、水道は湧水、灯りはランプ、煮炊き、風呂は裏山の薪を使った生活でした。

ちなみに、電気は一年後、ガス、水道は3年後に整いました。

(以下略)

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