詩画文集 | 我が道程
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著 / 藤 貞夫
内容紹介(一部)
はしがき
自分なりにアクティヴに生きてきて思うことがあります。人生を「わが歴史」と見た時、評価に耐えるのか? 面白い生き方だったといえるのか? 賢者が歴史を刻んできた如く、語れる価値あるものを生んできたか? しかし、どの問いかけにも納得の答えは出せそうにありません。
ともかくも、八十九年の生を一つの区切りとして、いくつかの想い出に残る生き様を、筋立てして文にしてみよう。そうすると、自分にも〈わが生の価値〉が見えてくるのではないか。そう考えた結果が『我が道程』という、一種の「詩画文集」の発行の動機となりました。
(以下略)
あとがき
全四十三章のエッセイを編集しながら思ったことは、「私の歩みは、自律的というよりは、その多くが他に促されて生きて来たな」ということです。しかし、ある種他律的に動かされてきた自分であっても、その時に出したエネルギーは「好奇心」「探求心」など自分の力から発するものであったことは間違いありません。それが読者の皆さんに訴求力をもって表現し得たかを自問しています。
(以下略)