闘病記 | ありがとう 病床より
-
著 / 荒川治之
- サイズ:四六判
- 製本:ハードカバー
- ページ数:362ページ
- 発行日:2013年5月20日
内容紹介(一部)
1 突然の知らせ
「やったー 当たりだ。」
少年の甲高い声が響いた。平成二十三年四月五日(火)午後、春休みで長期滞在中の熊本の孫達と私はパソコンでゲームに興じていた。
三人で画面を囲んでゲームに熱中している私の背中に、突然声が届いた。
「おとうさん、あたしも当たりだった!」
振り向くといつの間にか妻が立っていた。顔面は蒼白であった。ただならぬ気配を感じた私はゲームを中断、話を聞くことにした。
妻はこれまでの経過を訥々と語り始めた。
(以下略)
第35回熊日出版文化賞マイブック賞を受賞しました!
熊日出版文化賞は、熊本県内の個人・団体の著作物を毎年顕彰するもので、今回は2013年に刊行された100点あまりを対象に選考が行われ、自費出版物に贈られるマイブック賞として、荒川治之著「ありがとう 病床より」が選ばれました。
荒川様からいただいた「お客様の声」
素人の目では決してできない、
すばらしいものになりました!
熊本県水俣市 荒川治之様
- ―自費出版を行うにあたって、悩んでいたことがありましたか?
- 原稿が完成した段階で、どんな出版社を選ぶか、本当に悩みました。私も仕事柄、印刷・出版に関わる事が多かったのですが、地元での出版(父の書籍他)、県内での出版(叔母の句集等)を経験し、どこを選ぼうかと迷っていました。正直、その時点で東京の出版社までは考えていませんでした。娘を介して2〜3当たってみた社の対応に誠実さが感じられず、途方に暮れていました。
- ―弊社を知ったきっかけは何でしたか?
- そのような状況の中、長女がインターネットで貴社のことを知り、私にも無断でパンフレット送付を依頼したのでした。初めてパンフを見た時、「東京かぁ?」、もしお願いするとして、打ち合わせや校正等々面倒だろうなぁ、時間もかかるだろうなぁと思い、しばらく放置しておりました。
- ―弊社を知ってから、弊社で自費出版するまでに、何か躊躇することがありましたか?
- 問2に記しましたように、遠い東京への依頼への不安、一面識もない編集者、それに予算の範囲内に見積りが納まるかどうか・・・等々でした。
- ―弊社で自費出版をしようと決めた一番の理由はなんですか?
- でも、私の計画(妻の1周忌に関係者へ配本しようということ)である5月中旬に向けて時間が減っていく状況の中、改めて貴社のパンフレットを真剣に見ました。そして、「自費出版の会のメリット・デメリット」にありました、2及び3の金額に関する記述、「安ければいいという方、お見積り金額だけを評価の基準にされる方は他社へ・・」「安さだけを追い求めて、実際に完成した時、一番悔しい思いをするのはお客様・・」を見て、「あ、この会社は信頼できる」と感じました。自信を持っている人(会社)でないと口に出来ない表現だと思ったからです。まして宣伝のためのパンフの記述ですから・・。
- ―実際に弊社で自費出版してみていかがでしたか?
- 最初に三浦様からいただいた電話は、「河島英五」の歌詞の引用部分に関する著作権についてのアドバイスでした。私の想定もしていなかった切り口からのチェックに、「あっ、プロの目は違う」と敬服しました。その後、引用文に関する「石橋をたたいて渡る」ような慎重な編集・チェック作業に、安心して作業を委ねることができました。表紙・装丁・レイアウト等も上品な色調、紙質の選択等々、私ども素人の目では決してできない、すばらしいものになりました。心から感謝申し上げます。1点だけ申したいことは、私の校正ミスに基づく誤植が散見された事でした。二次校正にかける十分な時間がとれたら・・と思いました。
- ―再度、自費出版するとしたら、このようなサービス、このような商品があったらいいと思うものがありますか?
また、弊社へのご要望等ありましたらご自由にお書きください。 - 今までのところ「ありがとう 病床より」の反応は極めて良好です。「どうして書店に置いてないのか?」「どうしたら手に入るのか」「一気に読破した。今2回目を読んでいる」「家族で回し読みして、それから友人・知人に貸した・・」等々の声をいただいています。今後の状況では、第2版の出版を考えないといけないのか? 迷っているところです。何故なら、次回まで無料配布する程、資金がある訳ではないからです。実費販売の形をとるとしたら、どんな手順で進め、どこで販売したらいいか・・アドバイスがいただけたら幸いです。(決して急いでいる訳ではありませんが・・)